撮影：大野繁

階段一体型エレベータ付加システム試作実験棟

design term:

Jul. 2005 - Dec. 2005（第1期），Jul. 2006 - Oct. 2006（第2期）

construction term:

Dec. 2005 - Mar. 2006（第1期），Sep. 2006 - Dec. 2006（第2期）

location:

千葉県君津市

function:

階段室型集合住宅へのエレベータ増築システム

building area:

23.59m²

total floor area:

96.25m²

architects:

深尾精一，門脇耕三，小川仁，梅田綾，鈴木啓之，大野良介

structural engineering:

山崎真司，見波進，田原健一，柳沼大樹，羽田和樹

general contractor:

日東工営株式会社

中層の階段室型集合住宅へのエレベータ増築システムを開発し，試作実験棟の建設を行いました．
住戸までの完全なバリアフリーを達成するため，既存の階段は撤去し，階段と一体化されたエレベータタワーを増築しています．
こうした集合住宅の建ちならぶ団地は，隣棟間隔が広く，オープンスペースには緑も豊かなため，その環境を損ねないよう，スレンダーで透明感のあるデザインを目指しました．
エレベータシャフトに巻き付く階段の周囲に柱を落とさず，かつ構造的に安定させるため，階段の周囲には約10tのポストテンションをかけたロッドを配置し，これによって階段を支持しています．

> > > additional readings: Underconstruction (weblog during construction)